仏の顔も
これは家の玄関の鍵を無くしたエピソードです。
私の家は4人家族なので予備の鍵を入れて計5本の鍵が存在していました。当時流行り始めていた複製不可の鍵です。
私は1本目を当時通っていた大学で無くしました。普段鍵をポケットに剥き出しにして入れているのですが友人とバスケをすることになり鞄にしまった……つもりでした。
遊び終わりふと鞄を覗くと、「無い!」どんなに探してもありませんでした。血の気の引く思いで家に帰り母親に話すとなんとか許してもらい予備の鍵を渡されました。
それから3年後私は社会人になっていました。鍵も無くさないように音の鳴る鈴を付けていました。そんなある夜、同僚と飲み会に行きました。二次会はカラオケ、盛り上がりました。はしゃぎました。そして鍵を落としました……。帰宅直前に気が付いた私はカラオケ店に問い合わせましたが見つからず、再び母親に懺悔する事に。仏の顔も三度までと言いますが、これはさすがに駄目でした。烈火のごとく怒られ、不安だからと鍵を付け替える事になりました。勿論私のマネーで。早速最寄りの駅にある「鍵のトラブル救急車」という店にお願いしました。これが想像していたより高額。合わせて数万円かかりました。それ以来私は家の鍵を逐一チェックするようにズボンのポケットをさするのが癖になってしまいました。
皆さんは鍵を無くした事ありますか?意外と多くの人が無くした経験があるのではないでしょうか。私は一時期財布の中に鍵を入れたりもしました。しかし財布を無くした場合にダブルパンチをくらうと思いやめました。結局しまうのはどこが良いのでしょう。未だに正解が見つかりません。