鍵をキャッチ出来なかった話

鍵をキャッチ出来なかった話

当時交際していた彼と、ドライブデートしていた時の話です。行きつけの美味しいうどん屋さんに、ランチを食べに行く事にしました。そのうどん屋さんへ行く時は、必ず買うどら焼き屋さんもあり、おやつを買ってから食べに行きました。美味しい昼食に大満足で、「あぁ美味しかったね」と話しながら、私の方が先に車の近くに着きました。先ほど買ったお土産の紙袋を持っていたので、彼が私が後部座席に紙袋や荷物を置けるように、気が利かせてくれて、鍵を「ほらっ」と、私の方へ投げました。私は、咄嗟の事で、訳が分からず、鍵をキャッチする事が出来ませんでした。元々、投げられたものを受け取る、キャッチするのが苦手な私の事を、彼も理解していたはずなのですが、その時に限って、ふと反射的に、車の鍵を投げてしまったそうです。キャッチ出来なかった鍵は、道路に落ち、そのまま近くの排水溝に落ちてしまいました。唖然と立ち尽くして、二人で「嘘でしょ」と、思わず口にしてしまいましたが、覗き込んでも鍵はわからず、取る事も出来ませんでした。結局、気を取り直して、彼が電車で自宅まで、車のスペアキーを取りに行く事になりました。車付近で、1時間以上待つ事になり、とても疲れた一日になりました。彼とはケンカになりかけましたが、鍵をキャッチ出来ない、苦手な私に、咄嗟に投げてしまった自分が悪い、と彼が自覚したので、大ケンカにならずに良かったです。大事なものは、投げない方が絶対良いです

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